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アンコンストラクテッド・ジャケット

日本ではアンコン・ジャケットと呼ばれたりもする。

unconjacket

アンコンジャケットの特徴
・裏地、芯地、肩パットなどが省かれている
・そのためソフトに仕立てられていて、着心地の良さや独特のシルエットを作る

アンコンジャケットのメリット
・テイラー・ジャケットなのに柔らかいシルエットで、さりげなく気取っていない
・ビジネスやフォーマルシーンからカジュアルな着こなしまで幅広くつかえる
・軽くて動きやすい
・裏地がないのでクールビズに良い

アンコンジャケットの着こなし
・ビジネスシーンではドレスシャツにネクタイ、ウールやコットンのパンツなどに合わせる。
・カジュアルシーンではインナーにカジュアルシャツやTシャツ、ニットを合わせる。
 ボトムはジーンズやチノパンなど。

その他
・アンコンジャケットは、ウールよりもコットンや麻といった素材の方が相性が良い

参考サイト
この春に着こなすアンコン・ジャケット
オフィスで着る夏のシャツジャケット

ジャケットのベント

ベントはジャケットの背中の下側にある切れ目のことで、
本来は乗馬の時に裾が流れて邪魔にならないようにしたもの。

ベントの種類
vent

ノーベント
  最もクラシックでフォーマル。タキシード等に使われる。
  イタリアンスタイルに多い。

サイドベンツ
  伝統的ブリティッシュスタイル。剣吊りとも言われる。
  スラックスのポケットに手を入れても様になる
  身体のラインを強調する(体格の良い人には似合うが太った人には不向き)

センターベント
  スッキリとしたシルエット。
  ポケットに手を入れた時にベントが開いてカッコ悪い。
  アメリカンスタイルに多い。

フックベント
  センターベント半分より下のところで鉤型にしたもの。
  「鉤型ベンツ」「鉤ベンツ」ともいわれる。
  アイビー調のジャケット等に多い。

ベントを開けるか開けないかは個人の好みで良い。
ダブルジャケットにはセンターベントとフックベントは使われない。

参考サイト
ジャケットのベントについて

ジャケットとブレザーの違い

blazer

ブレザーの特徴
1 金属製の脚付きボタン
2 ラペルの内側7ミリほどのところにステッチ(スリークオーターステッチ)が入る
3 腰ポケットがパッチ式
4 場合により胸ポケットもエンブレム入りのパッチ式
5 センターベント(正統派はセンターフックベント)

・ブレザーはカジュアル用の上着
・[カジュアル] パッチポケット < フラップ付きポケット < フラップなしポケット [ドレッシー] ・ドレスコードが厳格な欧米ではフォーマルな席に着用していくのはNG ・ブレザーの語源は、ケンブリッジ大学のボート部のユニホームの色である真紅(Blazer)から来ている 参考サイト 紺ブレか、紺ジャケか?